洗濯物干し場や屋外での収納、あるいはガーデニングスペースなどの目的で、テラス屋根の設置のご依頼があります。
屋根部分だけでなく、正面や側面を囲う商品もありますので、用途に合わせた組み合わせを考えることができます。
最近主流であるパネルタイプのテラス屋根は、従来の波板屋根と比べて価格差があまり無くなってきており、スッキリしたデザインや機能性から採用されることが多いです。
ここではパネルタイプのテラス屋根の工事例をご紹介します。
勝手口の横に、洗濯物干しやゴミ出し場として利用できる屋根を設置したいとご相談を受けました。
下見の段階では、波板仕様でのアルミ屋根でも構わないというのがお客様のご要望でした。
しかしパネル仕様のアルミ屋根でもあまり価格差が無いこと、隣家との境界面を囲いたい側面パネル1段分がちょうど適当な高さで、かつ屋根までスキマなく塞ぐので雨の降り込みを防げることを説明して、パネル仕様のアルミ屋根を採用することになりました。
ハウスメーカーの軽量鉄骨造住宅でしたので、壁側の下地位置が不明でアルミ屋根をしっかり取付できない恐れがあるため、壁に近い位置に追加して補強の柱フレームを入れることにしました。
アルミ屋根の出幅は、隣家との境界にあるブロック塀いっぱいまで取れるように部材を加工して、なるべく広く使えるようにしました。
洗濯物を干すこともありプライバシーに配慮して、パネル色は目かくしになるクリアマットというデザインを選びました。
勝手口を出たところにアルミ屋根囲いを設置したことで、日頃のゴミ出し作業や、ちょっとした洗濯物干しに有効に利用できるようになりました。
スッキリしたパネルタイプのアルミ屋根の出来栄えに、「思っていたより立派な屋根になりました」とお客様に喜んでいただきました。
(工事前)
南側の掃き出し窓の前に洗濯物干し場がありました。
サッシからそのまま出られるように、ブロックを重ねて木製のデッキを置いてありましたが、どうにも不安定で、高齢のお客様にとっては危険でした。
また天気が急変した場合、すぐに洗濯物を取り込まないといけないので、気になって仕方がないと思われていました。
掃き出し窓の外に安心して物干しができるように、アルミテラスを囲ったスペースを設けることにしました。
(工事後)
夫婦2人分の物干しということで、テラス囲いは奥行き90センチの広さとし、庭にも出られるように正面に掃き出し窓を付けました。
側面に専用の竿掛けを取り付けし、窓の一部には換気口を設けて、窓を閉めたままでも風が入り、洗濯物が乾きやすいように配慮しました。
家の掃き出し窓からスムーズに物干しスペースへ出られるようになって、洗濯物を干す作業がずいぶん楽になりました。
雨の日でも安心して干しておけるのも便利です。
家の外門扉から玄関ドアまでのアプローチに距離があり、この家に同居されている高齢のお母様が安全に移動できるように、手すりの設置と共に雨よけの屋根がほしいとご相談がありました。
変形している建物の形に合わせて、玄関ドア前まで屋根を伸ばし、アプローチを歩いている時に雨に濡れないようなプランを検討しました。
玄関とその横にある小窓が西向きで、夕方に強烈な日差しが当たるそうなので、それを和らげるために屋根材には「熱線遮断ポリカーボネート板」の採用をご提案しました。
アプローチの一部に後から手すりを取付する予定でしたので、所定の手すり金具が付けられるようにテラス屋根の柱は通常より多く入れるようにしました。
手すりを設置する区間は、横からの雨の吹き込みにも配慮して、側面パネルを2段追加しました。
手すりと組み合わせたテラス屋根のプランによって、玄関までのアプローチをゆっくりでも安心して移動できるようになり、ご家族のみなさまに大変喜んでいただきました。
テラス屋根のパネル色を明るいブルー系のマット調にしたので、外壁の色ともマッチして、囲いをしても圧迫感の無い仕上がりにできたと思います。
テラス屋根は基本的には住宅の壁に取付するものですので、建物の構造や周りの敷地の形状に合わせたプランニングが必要となります。
どのようなタイプのテラス屋根が望ましいか、弊社では施工も行なう担当者が現場状況を確認しながら、採用する商品ご提案をするようにしております。
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